今回は、海外ドラマなんかでもよく出てくる「rain check」というフレーズを紹介します。
「またの機会に」と言いたいときに使える、ちょっとオシャレな(?)英語表現です。
「rain check」と言っても、雨は関係ありません。
どんなときに使うのか、詳しく見ていってみましょう!
「rain check」の意味
「rain check」は、以下のような意味で使うことができます。
- 「またの機会に」
- 「つづきはまたね」
何か物事を先延ばしにしたいときに使う表現です。
雨が降ってるかどうかチェックするわけじゃないですよ。
マイクチェックとか言ってマイクのテストをするのとは違います(”rain check” って言って、雨が降ってるか見に行ったら、ある意味ネタになっておもしろいかもしれませんが)。
「rain check」の例文・使い方
「rain check」は、一言 “Rain check.” と言うこともできますが、もともとは「名詞」の扱いで使います。
そのため、実際の文にするときは、have、give、get、takeなどの動詞と合わせて活用してみてください。
こういった動詞と組み合わせることで、丁寧な断りの表現になります。
I’ll take a rain check.
「また次の機会にね」
Can I take a rain check?
「またの機会にしてくれる?」
I’ll give you a rain check.
「また今度誘うね」
Will you give me a rain check?
「また今度誘ってくれる?」
I have to get a rain check on her invitation to the party.
「彼女のパーティの招待を受けるのは、またの機会にしないといけないな」
こんな感じで使ってみましょう。
友達から誘われたりして、あまりノリ気じゃないときなんかいいかもしれません。
“I don’t want to go.” (「行きたくないよ」)、なんて子どもっぽい表現は卒業して、スマートにお断りしてみましょう。
「rain check」の言いかえ表現
「rain check」のほか、「またの機会に」というときに定番のフレーズは
- “Maybe next time.”
なんてのもありますね。
直訳したら「たぶん、次の機会に」。「たぶん」なんて曖昧な表現が入るちょっと社交辞令感も入る表現です。
デートに誘って、この言葉が返ってきたらプチショックを受けるやつです。
また、「延期する」という意味では
- postpone
- put off
などが基本のものです。英検やTOEICにはよく出てきますね。
受験生の方は暗記必須の表現です。
言いかえの問題にもよく出てくるので、しっかり覚えておきましょう!
「rain check」を使うシチュエーションの例
「rain check」をどんなシチュエーションで使うのか、例を考えてみましょう。
ランチタイム、あなたが友達とカフェでおしゃべりしていたとしましょう。
「こないだデートしたんだけど、微妙な感じだったから、次は会うときはもっと……」みたいな恋バナで盛り上がってたとします。あなたは友達の悩みを親身になって聞いてあげています。
すると、急に仕事の電話がかかってきて、すぐ職場に戻らないといけなくなってしまいました。
そんなときに、一言 “Rain check.” と言って、去っていきましょう。
「rain check」の語源・由来
なんで rain の check が「またの機会に」となるのでしょうか。
この元々の語源は、
- 「雨が降ってスポーツイベントが延期になったとき、あとあと再入場するためのチケット」
という意味から来ているようですね。
電車が遅れたせいで遅刻したということを証明する、遅延証明書のような感じでしょうか。
雨が降ったせいで延期なので、「雨」=rain が表現に入っているわけですね。
まとめ
今回は、物事を延期するときに使えるフレーズ「rain check」を紹介しました。
実際の会話でカジュアルにさらっと、「またの機会ねっ」と言いたいときには、ぜひ「rain check」を試してみてください!
▼友達や同僚に使うオススメの表現