今回は、「まとめ」と英語で言いたいときに使える表現を紹介します。
「wrap up」という表現です。
カタカナでも、「ラップアップ」や「ラップアップミーティング」などと言うこともありますね!
英語ではどのように使っていくのか、早速「wrap up」について解説していきます!
「wrap up」の読み方・発音
「wrap up」の読み方は、カタカナ読みで書くなら「ラップ・アップ」。
英語に近い発音で書くなら「ラェアッパッ(プ)」というようなイメージになります。
ネイティブ発音は、以下の通りです。
「wrap up」の意味
「wrap up」は、以下のような意味で使うことができます。
- 「まとめる」
- 「要約する」
- 「締めくくる」
- 「切り上げる」
- 「終わりにする」
会議やプレゼンテーション、スピーチの最後などで「まとめ」の話をするときに、重宝する表現です。
「おさらい」や「統括」のような意味合いでも使われます。
おおもとの意味は「包む」です。
プレゼントを包むときの「ラッピング」をイメージしてもらうと、わかりやすいかと思います。
もちろん「包む」の意味合いで使うこともありますが、今回は「まとめ」の意味での解説をしていきます。
そこにあるものや事柄を「包んでまとめる」というような感覚で、覚えてみてください。
「wrap up」の例文・使い方
「wrap up」は動詞、または名詞としても使われます。
動詞で使う場合は、「wrap」(包む)に「up」をつけて、句動詞とした形です。
「まとめる」だけで成り立つので、「~をまとめる」のように必ずしも後ろに目的語を入れる必要はありません。
「wrap up」だけで、「まとめる」と覚えておいても大丈夫です。
もちろん、「wrap up~」の形で「~をまとめる」と使うこともできますよ!
名詞で使う場合は、ハイフンを真ん中に入れて
- wrap-up
の形にします。
また、
- wrapping-up
というように動名詞の形にすることもあります。
所有格の「my」などを入れて、「my wrap-up」(私のまとめ)などと言うことができますね。
では実際に、例文を見てみましょう。
I’m going to wrap up here and take your questions.
「ここでいったん締めくくりとし、質問をお受けします」
I’m going to start to wrap up, but can I ask you a quick question?
「そろそろまとめに入りますが、ちょっと質問してもいいですか?」
To wrap up this presentation, there is one thing that I want to tell you about my research.
「この発表の最後に(この発表をまとめるために)、私の研究についてひとつだけお伝えしたいことがあります」
We’re going to quickly wrap up today’s webinar.
「本日のウェビナーを手短にまとめます」
「wrap-up」のように名詞として用いるパターンの例文です。
This is a wrap-up report of this month.
「これが今月のまとめ報告書です」
I’m going to show you my August reading wrap-up.
「8月の読書まとめを紹介します」
「wrap up」の言いかえ表現
「wrap up」は、同じような表現で以下のようなものがあります。
- sum up(まとめる)
- recap / recapitulate(要約する)
これらの単語を使うと、より「まとめ」の感じが強調されそうです。
名詞の形にするなら
- summary
もよく使う単語ですね。
ちなみに「recap」は、「recapitulate」を省略した言い方になります。
丁寧なライティングには向いていませんが、話し言葉のときには使いやすい単語です。
プレゼンなんかでも口にしやすい表現ですね。
Before I take your questions, I want to quickly recap my presentation.
「質問を受ける前に、私のプレゼンテーションを簡単に振り返っておきたいと思います」
また、「締めくくる」「終わる」の意味合いであれば、シンプルに以下の単語を使ってもOKです。
- end
- finish
- close
意味合いとしてはもちろん同じですが、あえて「end」や「finish」の代わりに「wrap up」で締めくくると、少し洗練された言い回しに聞こえます。
「end」、「finish」、「close」などの単語はよく使うと思いますが、ぜひこれからは「wrap up」もあわせて活用してみてください!
まとめ
今回は、プレゼンやスピーチなどの最後に「まとめ」の意味で使える「wrap up」をご紹介しました!
「wrap up」は、もともとの「包む」という意味から、事柄を包み込んで「まとめる」といったイメージをもつ表現です。
話を締めくくる場面などで、ぜひ使ってみてください。
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※当記事の英語音声は音読さんを使用しています。