英語で「ふるいにかける」と言いたいときに使えるフレーズを紹介します。
「sift through」という表現です。
ビジネスシーンなどでよく出てきそうなフレーズですね。
今回はこの「sift through」について、詳しく見ていってみましょう!
「sift through」の意味
「sift through」は、以下のような意味で使うことができます。
- 「ふるいにかける」
- 「取捨選択する」
- 「よりわける」
選択肢をグループ分けするときや、モノを分別するときに使います。
いらないものといるものを分ける感じですね。
「sift」で、「振るう」という意味があり、「through」は通り抜けるイメージです。
「shift」(シフト)とは違う単語なので、発音に気をつけてください。
「sift through」の例文・使い方
「sift through」は、動詞として使います。
「sift」の部分の形を変えれば、バリエーションが増やせます。
Let’s sift through the information.
「情報をふるいにかけよう」
Can you sift through your choices?
「選択肢をしぼることはできる?」
We shifted through the wreckage of the accident location.
「我々は事故現場の残骸を調べた」
(↑過去形は ‘-ed’ を付ければOK。「wreckage」=「残骸」と相性が良いです)
「情報」、「選択肢」などの目に見えないものから、「残骸」などのモノにも使える表現です。
「sift through」の言いかえ表現
「sift through」は、「sieve」という単語で言い換えることが可能です。
- sieve
「ふるいにかける」という他動詞です。名詞で「ふるい」にもなります。
「sieve basket」にすると、「ざる」という意味でも使える単語です。
他にも、こんな言い方もあります。
- separate wheat from chaff
直訳すると、「もみ殻から小麦を切り離す」。
意味は、「良いものと悪いものをよりわける」となります。
良いものだけを選びぬいていく感じです。
「sift through」を使うシチュエーションの例
「sift through」をどんなシチュエーションで使うのか、例を考えてみましょう。
外資系企業に入社したあなたは、初めての仕事に期待と緊張が高まっています。
最初の仕事をまかされる瞬間、あなたの先輩は大掛かりな段ボールを抱えてやってきました。
資料でも見るのかと思っていたら、先輩は次々と段ボールを運んできます。
運んできてくれるだけやさしい先輩ですが、その中の大量の書類を指さして、すべて整理するように言ってきました。
1日かかるんじゃないかというそのハンパない量を見て、思わず言ってしまいます。
“Do I have to sift through all these documents by myself!?”
「私ひとりでこれらの書類全部をより分けるんですか!?」
実際に口に出して言うより、心の中でのひとり言にしておいたほうがいいかもしれません……。
まとめ
今回は、「ふるいにかける」と英語で伝えるときに使える「sift through」をご紹介しました!
良いものと悪いものを分けたいときシーンなどで、使ってみてください。
いらないものは、なるべく捨てていけるといいですね!