今回は、「if nothing else」という表現を紹介します。
英語で「少なくとも」と言いたいときに使えるフレーズです。
カンタンな単語の組み合わせですが、パッと言われたときにすぐ意味が思い浮かばない英語表現かもしれません。
戸惑ってしまわないよう、この記事でぜひ使い方をマスターしてくださいね。
それでは早速、「if nothing else」について解説していきます!
「if nothing else」の意味
「if nothing else」は、以下のような意味で使うことができます。
- 「少なくとも」
- 「何はともあれ」
- 「これだけは言える」
他のことがダメだったとしても、ひとつ良いことを言うときに使えます。
「if」=「もし」、「else」=「他が」、「nothing」=「何もない」状態だとしても、ひとつ言えることがある……そんなイメージです。
「他のことはともかく」と、今から言うことを強調したいときに使える表現です。
「if nothing else」の例文・使い方
「if nothing else」は、文の最初で前置きとして言ったり、最後に付け加えたりして使います。
おまけの副詞として、使っていきましょう。
If nothing else, I have my wife and children.
「少なくとも、私には妻と子どもがいる」
If nothing else, you enjoyed the party a lot, didn’t you?
「何はともあれ、パーティはすごく楽しかったでしょ」
You studied English if nothing else.
「他はともかく英語だけは勉強したよね」
(↑後ろに持ってきてもOKです)
「if nothing else」のかたまりを変えずに、文の中で場所移動させて使っていきましょう。
「if nothing else」の言いかえ表現
「if nothing else」は、以下のような表現で言いかえることができます。
- at least
「少なくとも」の定番表現ですね。
「他はともかく」の意味合いは含まれませんが、「少なくとも~」と強調するときに使えます。
- at any rate
「何はともあれ」、「とにかく」といったニュアンスの表現です。
他のことはごちゃごちゃ考えずに……というイメージで使えます。
「if nothing else」を使うシチュエーションの例
「if nothing else」をどんなシチュエーションで使うのか、例を考えてみましょう。
大学で成績を返されたあなた。
友人と一緒に見ながら、自分の成績に呆然。
単位……3つも落としてしまいました。
そんななか、友人のほうは全部「C」判定だったと言って、嘆いています。
単位落ちてないだけいいじゃないか、という気持ちをこめて、こう言ってみましょう。
- You got all credits if nothing else!
「少なくとも、単位は全部取れてるじゃん!」
どちらかといえば、言われる側になりたいですね。
まとめ
今回は、「少なくとも」と英語で伝えるときに使える「if nothing else」をご紹介しました!
他のことはさておきと、ひとつの物事を強調したいときに使ってみてください。
ふだん使っているものの中に組み入れれば、表現のバリエーションも広がりますよ!
▼副詞的に使える表現