今回は、「the apple of my eye」という表現を紹介します。
英語で「愛しい人」などと言いたいときに使えるフレーズです。
直訳すれば「目のリンゴ」となるおもしろい表現ですね。
それでは早速、「the apple of my eye」について解説していきます!
「the apple of my eye」の意味
「the apple of my eye」は、以下のような意味で使うことができます。
- 「愛しい人」
- 「大切な人」
- 「かけがえのない存在」
- 「目に入れても痛くない存在」
もともとは目の中に入ったリンゴ、すなわち「瞳」を表す言葉として使われていました。
今では大切で愛しい存在であることを伝える表現として、メジャーになっています。
目の中でも、一番大事な部分ということですね。
「目に入れても痛くないもの」というのは日本語的な表現ですが、意味としては同じように大事な存在を表しています。
男女間で使うことはもちろん、親が子どもに対してだったり、愛しのペットにだって使える表現です^^
「the apple of my eye」の例文・使い方
「the apple of my eye」は、通常「the」を付けて使います。
また、「my」の部分は人によって変えてください。
所有格「~の」(one’s)の形で、単語を入れ替えていきましょう。
- the apple of his eye
- the apple of Ken’s eye
etc…
英文の中では、名詞として使っていきます。
長いイディオムに見えますが、結局のところ「apple」です(笑)
「〇〇 is the apple of my eye」という形がもっともシンプルな使い方になります。
You are the apple of my eye.
「君は僕の大切な人だ」
(↑告白なんかに使えますね)
My granddaughter, the apple of my eye, is coming to see me today.
「私の大切な孫娘が、今日会いに来てくれるんだよ」
I don’t know how you feel now, but I’m sure she was the apple of your eye.
「今はどう思ってるかわからないけど、彼女は間違いなく君の大事な人だった」
シチュエーションに合わせて主語を変えたり、人に合わせて「my」の部分を変えたりしてみましょう。
「the apple of my eye」の言いかえ表現
「the apple of my eye」は、以下のような表現で言いかえることができます。
- beloved
「最愛の」という意味の形容詞です。
「my」を付けて「my beloved」とすると、「最愛の人」という名詞に変わります。
- light of my life
直訳すれば「人生の光」ですね。
こちらも「最愛の人」というニュアンスが込められる表現です。
「my」の部分は別の所有格に変えることができます。
- honey
- darling
- sweetheart
恋人を呼ぶときの定番です。
カジュアルにサラっと言いたいときはこちらのほうが便利ですね^^
恋人だけでなく、子どもにも使えます。
「the apple of my eye」の語源・由来
「the apple of my eye」はもともと古英語で、アルフレッド大王(イングランド七王国のウェセックス王)が翻訳をしたグレゴリウス1世の書物 Pastoral Care の中で登場したと言われています。これが885年です。
その後、1600年のシェイクスピアの作品 A Midsummer Night’s Dream (『真夏の夜の夢』)の中でも登場しています。
目の真ん中、つまり大事な瞳(pupil)を表す単語として使われていたようです。
古英語のイディオムが現代にも引き継がれているんですね。
(参考:https://www.phrases.org.uk/meanings/the-apple-of-my-eye.html)
「the apple of my eye」を使う会話例
「the apple of my eye」を使った会話例です!
2人の男友達が話しています。
Man 1: So, you finally got a girlfriend?
Man 2: Yeah, do you wanna see a picture?
Man 1: Absolutely!
Man 2: Here. She is the one holding a wine glass.
Man 1: Wow, she’s so beautiful!
Man 2: I know. She is the apple of my eye.
Man 1: I know.
男1:「ついに彼女ができたって?」
男2:「そうなんだよ、写真見る?」
男1:「もちろん!」
男2:「ほら。ワイングラス持ってるほうだよ」
男1:「おお、めっちゃキレイだな!」
男2:「だろ?彼女は俺の最愛の人だよ」
男1:「だろうな」
あなたの大切な存在を紹介するときにも、「the apple of my eye」を活用してみてくださいね!
まとめ
今回は、「大切なもの、大切な人、最愛の人」だと英語で伝えるときに使える「the apple of my eye」をご紹介しました!
あなたの大切な存在を語るときや、相手に大切であると伝えたいときにぜひ使ってみてください。
リンゴを使った言い回しで、表現の幅を広げていきましょう!