今回は、「stake a claim」という表現を紹介します。
英語で「権利を主張する」と言うときに使えるフレーズです。
法律関係でよく使われる、少し堅めの表現ですね。
早速、「stake a claim」について、詳しく見ていってみましょう!
「stake a claim」の意味
「stake a claim」は、以下のような意味で使うことができます。
- 「権利を主張する」
- 「領有権を主張する」
けっこうカタい表現で、自分に権利があることを言い張るときに使います。
特に、自分の所有するもの(所有権)に対して言うことが多いです。
「stake」は「賭ける」、「危険にさらす」という意味がありますが、「claim」=「要求」、「権利」とあわさると、「権利を主張する」となります。
「claim」だけでも「主張する」の意味はありますが、「stake a claim」で1つのフレーズとして認識されているので、このセットで使っていくといいでしょう。
弁護士が出てくる映画や海外ドラマなんかで、よく出てくる表現ですね!
「stake a claim」の例文・使い方
「stake a claim」は、「stake」を動詞として、いろいろな文につなげてもらえばOKです。
He stakes a claim to the land.
「彼はその土地の権利を主張している」
(↑「to」を付けて、所有するものをもってきます)
She stakes a claim to the 7-year-old girl.
「彼女は、その7歳の女の子は自分の子どもだと主張している」
(↑人に使うこともできます)
I came here to stake a claim to what is mine.
「自分のものの権利を主張するためにここに来た」
(↑「to不定詞」でくっつけるのもアリですね)
「権利を主張している」というのは、今の一瞬ではなく、長期にわたることが多いため、現在形を使うといいですね。
進行形を使うと、「今ここで主張するぞ」のようなニュアンスになります。
「stake a claim」の言いかえ表現
「stake a claim」は、以下のような表現で言いかえることができます。
- assert one’s right
「assert」=「主張する」という動詞で、「right」=「権利」をつけたものです。
この2つの組み合わせも相性がいいですね。
- demand one’s right
「assert」の代わりに、「demand」=「要求する」を使ったバージョンです。
ただ主張しているだけでなく、求めているニュアンスが加わります。
「stake a claim」を使うシチュエーションの例
「stake a claim」をどんなシチュエーションで使うのか、例を考えてみましょう。
法律事務所で働いているあなた。
上司にとある案件の進み具合を聞かれ、ある人物が所有権を言い張って折れない状況であること伝えなくてはなりません。
そんなときに、何について所有を主張しているのかを明確にしながら、はっきり上司の目を見て言ってみましょう。
“Mr. Smith stakes a claim to the house, and he will not give it to his wife.”
「スミス氏は家の権利を主張していて、奥さんに渡す気はないようです」
どす黒い夫婦間の争いですね。
複雑な事情は、夫婦の間しかわかりません。
まとめ
今回は、「権利を主張する」と英語で伝えるときに使える「stake a claim」をご紹介しました!
自分で使うことはあまりないかもしれませんが、ドラマや本などで出てきたときには、ぜひ思い出してくださいね。
法律関係の難しい話のときには、役立つかもしれません。