「タクシーを捕まえる」と言いたいときに使えるフレーズ「catch a cab」を紹介します。
「cab」 が「タクシー」を表しています。
アメリカのドラマや映画なんかでもよく出てくる表現ですね。
今回はこの「catch a cab」について、詳しく見ていってみましょう!
「catch a cab」の意味
「catch a cab」は、以下のような意味で使うことができます。
- 「タクシーを捕まえる」
- 「タクシーを拾う」
「cab」 とは、タクシーの別表現です。
普通に「taxi」 と言ってももちろんOKですが、サラっと言いたいときには 「cab」 も使ってみてください。アメリカでよく使われる表現です。
TOEICのリスニングなんかにも出てくるので、ぜひ覚えておきましょう。
「catch a cab」の例文・使い方
「cab」 を使って、いろいろな動詞を組み合わせてみてください。
「catch」はすごく相性がいいですが、他にもいろいろな言い方をすることができます。
意志未来の「will」と合わせると、使い勝手がよくなります。
I’ll catch a cab. / I’ll catch a taxi.
「タクシーを捕まえるよ」
I can’t find a cab when it rains.
「雨が降ってると、タクシーが捕まらないんだ」
There are no empty cabs around here. 「この辺に空いてるタクシーはいないよ」
Let’s call a cab!
「タクシーを呼ぼう!」
友人とのカジュアルな会話で、タクシーが出てくるときには重宝しそうです。
「catch a cab」の言いかえ表現
丁寧な表現が必要になる場面では、”cab” を “taxi” に置き換えてあげるといいでしょう。
- Could you call me a taxi, please?
「タクシーを呼んでくださいませんか?」
(↑ホテルのフロントなどで) - I’d like a taxi, please.
「タクシーを1台お願いします」
(↑タクシー会社に電話して)
「cab」は友人との会話に、「taxi」は業務用に使うなど、使い分けを決めておくといいですね。
「catch a cab」を使うシチュエーションの例
「catch a cab」をどんなシチュエーションで使うのか、例を考えてみましょう。
たとえば、仕事中の休憩時間に、カフェで友人とランチをしていたあなた。
そこへ、予想外の大雨が降ってきました。
突然の土砂降りで傘も持っていないため、その場でタクシーを捕まえることにしました。
そのとき、心配した友人がカフェから出てきました。
「大丈夫?」と声をかけてくる友人に、一言 “I’ll catch a cab.” と伝えて、安心させてあげましょう。
今からどうやって帰るのか、といった場面で使い勝手のいい表現です!
「catch a cab」の語源・由来
そもそも 「taxi」とは、「taxi-cab」という言葉からきています。「taxi」も「cab」も、もともとはひとつの単語ということですね。
なので、どちらで省略してもかまいませんが、「taxi」のほうがちょっとフォーマルなイメージがありますね。
「cab」とは「cabriolet」(カブリオレ)のこと。
現代でカブリオレと言えば、クーペのちょっとイカしたオープンカーのことを指しますが、もともとは18世紀頃にフランスはパリで使われていた、後ろに客席のある馬車のことです。この時代のタクシーですね。
ヴィクトリア時代のイギリス・ロンドンでは、これがちょっと発達した「carriage」と呼ばれる、4輪の馬車が流行るようになりました。
そして「taxi」は、タクシーについている料金メーター(taximeter)のことを指します。
つまり「taxi-cab」とは、料金メーターの付いた現代版の「cabriolet」ということですね。
まとめ
今回は、タクシーのカジュアルな言い方を使う、「catch a cab」を紹介しました。
海外では、空港への行き来だったり、ホテルまで行ったりと、なにかとタクシーを使う機会も増えると思います。
タクシー関連の表現を覚えて、積極的に使ってみてください!
▼タクシー乗車中に使える表現には、こんなのもあります。