一般動詞を簡単に説明!現在形の例文を中心に解説します

当ページのリンクには広告が含まれています。
一般動詞を簡単に説明!現在形の例文を中心に解説します

一般動詞は、be動詞と並んで英文法の中で重要な土台となるものです。

be動詞とハッキリ区別できるように、ここでは一般動詞の基本をご紹介します。

目次

一般動詞とは?

一般動詞は、be動詞以外の動詞のことです。

主に、「~は…する」と言うときに使う単語です。

be動詞の記事でも書いていますが、そもそも言葉のベースはざっくり2つのパターンに分かれます(あくまで「ざっくり」です)。

  • 「~は…です」(様子を表す)
  • 「~は…する」(動作を表す)

このうち、「~は…する」(動作を表す)に当てはまるのが「一般動詞」です。

そのほか、状態を表すような一般動詞もあります。

be動詞とちがい、「AはBする」となるので「A = B」が成り立ちません。

主語にあたるAが何をしているのか、またどんな状態なのかを表してくれます。

動作を表す一般動詞の例

study(勉強する)、go(行く)、speak(話す)、run(走る)、read(読む)…などなど

状態を表す一般動詞の例

know(知っている)、like(好きだ)…などなど

一般動詞の種類

一般動詞の種類は無限にあります。

be動詞の種類は過去分詞まで含めると7種類ですが、一般動詞の数は計り知れません(笑)

実は、動詞の中でbe動詞だけを特別あつかいしていて、be動詞以外の動詞はすべて一般動詞とよばれています。

つまり、be動詞を区別するために、他の動詞を一般動詞と呼んでいるだけなんですね。

ですので、一般動詞とは、be動詞以外のすべての動詞のことを指します。

というわけで、無限に存在します(笑)

日本語でも、言葉の後ろに「する」をつければ動詞になるのと一緒で、英語でも自分で勝手に動詞の形にして言葉を生みだすことができてしまいます。

Googleを動詞にして、「ググる」とか良い例ですね。

このように、一般動詞の種類に限りはありません。

どんどん増やすこともできますし、逆に死語になる場合もあります。

一般動詞の具体的な使い方

それでは、一般動詞の具体的な使い方を見てみましょう。

今回は、一般動詞の「現在形」について解説しています。

一般動詞の使い方は非常にシンプルです。

  • 主語+一般動詞」

これだけで文が完成します。

主語の後ろに一般動詞を置けばOKです。

I go.
「わたしは行く」

I run.
「わたしは走る」

I sleep.
「わたしは寝る」

こんな感じです。

基本的な文で一番かんたんなパターンはこの主語+動詞だけで成り立つものですね。

ちょっとおまけが増えたこんなのもあります。

I study English.
「わたしは英語を勉強する」

I eat an apple.
「わたしはりんごを食べる」

I have a pen.
「わたしはペンを持っている」

「~を」に当たる言葉が増えました。

この言葉を「目的語」と呼んでいます。

このように、「~を」が増えると、「主語+動詞+目的語」という形になります。

一般動詞の現在形により、ふだんの習慣や、現在どういう状態なのかということを表すことができます。

たとえば、「わたしは英語を勉強する」だったら、今の瞬間にテキストを開いてやっているわけではなく、これから始めるわけでもなく、そもそも普段からやっているということです。

「働いてる」とか、「習い事してる」とか、「夕食後にはテレビを見てる」とか、いつも日常の一部となっていることを一般動詞の現在形で表します。

加えて、「わたしは名古屋に住んでいる」とか、「わたしは彼が好き」とか、「わたしはこの歌を知っている」とか、そういった動きのない「状態」も言うことができますね。

一般動詞の疑問文と否定文

一般動詞の疑問文否定文についても見ておきましょう。

  • 疑問文とは、相手にたずねる文
  • 否定文とは、打ち消す文

です。

一般動詞の場合、

  • 疑問文:「~は…しますか?」
  • 否定文:「~は…しません」

という形になります。

be動詞とハッキリ区別できるように、ここでは一般動詞の基本をご紹介します。

一般動詞の疑問文

ここではひとまず、基本の「あなたは~しますか?」と、相手にたずねる文を考えていきましょう。

「彼は~しますか?」とかになると「3単現のS」というやっかいなやつが出てくるので、それはまた別に解説します。

一般動詞で疑問文を作るには、新しく単語をひとつ追加する必要があります。

その単語が「do」です。

具体的には、「do」を文の頭につけてください。

Do you study English?
「あなたは英語を勉強しますか?」

Do you have a pen?
「あなたはペンを持っていますか?」

もちろん「わたしは~?」と自分に聞くこともできますが、あんまり頻繁にはないですね(笑)

Do I study English?
「わたしは英語を勉強しますか?」

Do I have a pen?
「わたしはペンを持っていますか?」

ちょっと記憶喪失気味なときとか、そういうジョークを飛ばしたいときなんかには使えます(笑)

まともな使い方であればこんなのがよくあります。

Do I know you?
「わたしはあなたを知っていますか?(=知り合いでしたっけ?会ったことありましたっけ?的な)」

いずれにせよ、頭に「do」が来ることを意識しておきましょう。

そして、答えるときには

  • Yes, I do. (はい)
  • No, I don’t. (いいえ)

で答えるのが、基本です。

本当は、「Yes, I ~~~~」 と長々と答えることができます。

たとえば、「Do you study English?」で聞かれたら、「Yes, I study English.」みたいになるわけですが、長ったらしいので一般動詞の部分を「do」で置き換えてしまっています。

ちなみに、ネイティブの会話では、なかなかここまで丁寧な受け答えは実際は見られません。

ただ一言「Yes」だけで答えるときとか、YesもNoも使わないようなさまざまな答え方があります(実際、TOEICなんかではそういった受け答えを問われることがあります)。

あくまで上の2つは、中学で習う基本の文法ということで、考えておいてください。

一般動詞の否定文

一般動詞の否定文でも「do」は大活躍です。

be動詞のときは、be動詞の後ろに「not」でしたが、一般動詞の場合は「do」の後ろに「not」を入れます。

この「do not」は省略して「don’t」とすることが一般的です。

I don’t study English.
「わたしは英語を勉強しません」

I don’t eat an apple.
「わたしはりんごを食べません」

I don’t have a pen.
「わたしはペンを持っていません」

一般動詞の注意点

ここでとっても大事なポイントです!

be動詞と一般動詞の2種類は、ごちゃ混ぜにしないように気をつけてください。

be動詞の入った文はbe動詞のルールで動き、一般動詞の入った文は一般動詞のルールで動きます

この2つの文の作り方はぜんぜん違いますので、気をつけてください。

もちろん、be動詞と一般動詞を混ぜることができるパターンもありますが、基本は混ぜないと覚えておくといいと思います。

そして、be動詞と一般動詞が混ざっている文を見つけたら「例外かも?」と思っておいてください。

×よくない例
  • I am study English.
  • I do am not eat an apple.
  • Are you have a pen?

be動詞と一般動詞、それぞれのルールを一緒にしないように気をつけましょう。

まとめ

今回はbe動詞以外の動詞である「一般動詞」を復習しました。

大事な2種類の動詞のうちのもう一つです。

単語の種類的には一般動詞のほうが多いですし、使う量もこちらのほうが多いのではないでしょうか。

できるだけ多くの一般動詞を覚えて、いろいろなことが言えるようにしていけるといいですね!

この記事を書いた人

English LING編集部です。「英語を猛勉強したい社会人のための英語学習メディア」として、さまざまな切り口から実践的な英語力アップに役立つ情報をわかりやすくお伝えしていきます。

目次