今回は、レストランやアパレルなどの「接客業で使える英語」を紹介します。
アルバイト先のお店で、外国人のお客さんの対応をせまられる……なんて人も多いのではないでしょうか。
そんなとき、さらっと英語で接客ができたら気持ちいいですよね。
私は学生時代にインド料理屋さんでアルバイトをしていたのですが、インド料理ということもあり、外国人のお客さんが来店することがよくありました。
日本語がわからないお客さんも多かったので、英語で接客をするととても喜んでくれて嬉しかった覚えがあります。
実際に私が使っていた英語のフレーズも交えて解説していきますね!
「バイト」を英語で言うと?
まずは、「バイト」という単語について見ていきましょう。
英語でバイトは、
- part time (job)
と言います。
「アルバイト」と言っても通じないので気をつけましょう。
(実は「アルバイト」はドイツ語が語源らしいです!)
I will do part time tomorrow.
「明日はバイトをします」
ちなみにイギリスのバイトにまつわる余談ですが、日本でバイトと聞くと、大学生や高校生が授業後にするイメージを持つと思います。
一方でイギリスでは、授業後ではなく、夏休みや春休みなど長期連休にバイトをします。
イギリスの大学は課題がかなり多く、授業後や土日にバイトをしていては授業に追いつきません(私が留学してたいた時もとてつもない量の課題に追われていました……)。
また、シビアなことに単位を一つでも落とすと退学になってしまうところもあります。
その代わり、夏休みや春休み、クリスマス休暇は日本よりも長く、もちろん課題もありません。
イギリスの学生は地方から出てきている人が多く、休みの期間はほとんどが実家に帰ります。
地元で、長い休みの時間を使ってお金を稼いで、学校が始まったらそのお金で遊ぶという習慣です。
飲食店のバイトで使う英語
飲食店でお客さんと会話する主な場面は
- ご案内
- 注文を聞く
- 料理を届ける
- お会計
でしょうか。
ひとつずつ英文を見ていきましょう。
ご案内
How many people?
「何名様ですか?」
Table for two?
「2名様ですか?」
「Table for ~(人数)」で、「~人用のテーブル」という意味になるので、「~名様ですか?」となります。
お客さん側から、予約の時や店を訪れた時に
Do you have a table for two?
「2人ですが空いていますか?」
と聞かれることも多いと思います。
注文を聞く
Can I have your order?
「注文を伺っても良いですか?」
Let me confirm your order.
「注文を確認させてください」
「Confirm」は、「確認する」「確定する」という意味です。
飲食店で注文を聞く場面以外でも、ビジネスの場でも同じ意味で使えるので覚えておくと便利です。
何を注文しようか迷っているお客さんには、こんな風にオススメしてあげてみてください。
I recommend Pooh Patpong Curry. It is the most popular in this shop.
「プーパッポンカリーがオススメです。当店の人気メニューです。」
料理名をいろいろと変えて、いってみてください。
料理を届ける
Here you are. This is Pooh Patpong Curry. Enjoy!
「プーパッポンカリーです。お楽しみください」
こちらも、料理名をいろいろと変えてみてください。
「お楽しみください」と日本で聞くことはほとんどないと思いますが、海外のカジュアルなレストランではけっこう耳にします。
「Enjoy!」や、「Enjoy your food!」がよく使われます。
また、食事中に店員さんが来て、「Are you Enjoying?」「Everything good?」(おいしいですか?)と、聞かれることもよくあります。
とてもフレンドリーです!
お会計
Do you want to separate the bill?
Do you want to pay for each?
「お会計は別々にしますか?」
お会計のことを「bill」または「check」と言います。
お客さんからお会計をお願いされる時に、「Bill Please.」「Check Please.」と言われると思うので、ぜひ覚えておきましょう。
「separate」は「分ける・分割する」という意味なので、「お会計を分けますか?=割り勘や別々のお会計にしますか?」となります。
「for each」は、「それぞれ・各々」という意味なので、自分の分だけそれぞれお会計をするというニュアンスで、「別々のお会計にしますか?」となります。
Do you need a receipt?
「レシートは要りますか?」
レシートのことは、日本語と同じでレシートです。
ただ発音が少し違って、カタカナで「レシート」と言うだけでは通じないことが多いので英語の発音を覚えておきましょう。
アパレルのバイトで使う英語
アパレルでお客さんと会話する主な場面は
- 声を掛ける
- 試着室での会話
- お会計
でしょうか。
ひとつずつ英文を見ていきましょう。
声を掛ける
日本でも服を見ている時に、店員さんから「何かお探しですか?」と声をかけられることがありますよね。
何かを探していそうな外国人のお客さんには、このように声をかけてみましょう。
May I help you?
「何かお探しですか?」
Is there anything I can do for you?
「何かお手伝いできることはありますか?」
「May I help you?」は直訳すると「何かお手伝いしましょうか?」となりますが、
アパレルに限らず、お客様に声をかけるときにはだいたい使えます。
二つ目の、「Is there anything I can do for you?」は、私が留学中や海外旅行中に実際に店員さんが使っていたフレーズです。
ただ、イギリスやアメリカのアパレル店や雑貨店などでは、日本ほど店員さんから声をかけられないと思います。
こちらから話しかければ対応してくれますが、基本的には店員さんは自分の仕事をしているように感じました。
試着室での会話
Do you want to try them on?
「ご試着されますか?」
Do you want a smaller/larger one?
「もう少し小さい/大きい物がいいですか?」
Shall I bring another color?
「別の色をお持ちしましょうか?」
「try ~ on」で、「試着する」という意味になります。
試着数が1つの時は「try it on」となり、複数の時は「try them on」と使い分けてくださいね。
例文には、「Shall I~」や「Do you want to~」と書きましたが、他に「Let me ~」もよく使われます。
「~をしてきますね」のような意味合いになります。
It looks a little small for you. Let me get larger one.
「少し小さそうですね。大きいものを持ってきますね。」
というような感じです。
お会計
Can I get your sign please?
「サインをお願いします」
(↑カード払いのときに使えます)
Do you need a bag?
「ショッピングバッグは要りますか?」
この「Do you need a bag?」はアパレルに限らず、スーパーのレジでも「レジ袋は要りますか?」と、とてもよく使われる表現です。
飲食店でもアパレルでも、お会計の最後にはお礼の「Thank you」と、「良い一日を」という意味の「Have a good day」を付け足すといいですね。
まとめ
今回は、接客業で使える英語フレーズを紹介してみました。
バイト先に外国人のお客さんが来た時や、海外旅行で買い物や外食をした際にぜひ使ってみてくださいね!