エンジニアがよく使う英語は?自己紹介やメールにおすすめの例文を紹介!

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エンジニアがよく使う英語は?自己紹介やメールにおすすめの例文を紹介!

今日はエンジニア(システムエンジニア)が仕事上よく使う英語を紹介します。

「システムエンジニアって、英語使うの?」

と思う方もいるかもしれませんが、実は結構使うんです。

というのも、システム開発で使用する「言語」(Java、C#など)は基本的に英語が使われますし、設計書などの資料が英語で記載されることも多いです。システムがどの国でも通用できるようにするためですね。

ということで今回は、エンジニアの方は必見の英語フレーズをお伝えしていきます!

紹介する英語の中には、システムエンジニア以外の職業でも使えるフレーズもあります。

ぜひチェックしてみてください!

 

目次

エンジニアを英語で言うと

エンジニアを英語で言うと、カタカナと同じように “engineer” です。

ただし、読み方は少し違い、アクセントが後ろについて「エンィア」と読みます。

  • engineer

 

「エンジニア」と言っても、いろいろなエンジニアがありますよね。

最近では、エンジニアというとシステムエンジニアを指すことが多いようですが、その他さまざまなエンジニアの英語表現も紹介します。

さまざまなエンジニアの英語
  • system engineer:「システムエンジニア」
  • electrical engineer:「電気エンジニア」
  • aviation engineer:「航空エンジニア」

 

自己紹介のときには、以下のような表現を使ってみてください。

I am a system engineer.
「私はシステムエンジニアです」

I work for an IT company as an engineer.
「私はIT企業でエンジニアをしています」

 

それでは、エンジニアがよく使う英語を見ていきましょう!

 

エンジニアがシステム開発で使う英語

エンジニアがシステム開発で使う英語

まず、システム開発の流れを大まかに見ると、以下のようになります。

  1. 要件定義(こんな機能が欲しい、こんなシステムが欲しい、というユーザの要望をまとめる)
  2. 概要設計 / 基本設計(要件定義に基づいて、大まかな機能やデザインの設計を行う)
  3. 詳細設計(概要設計に基づいて、各機能の細かな処理の設計を行う)
  4. 開発(設計書に基づいて、実際にシステムを作る)
  5. 単体テスト(各機能が動くかどうかテストする)
  6. 総合テスト(システム全体として動くかどうかテストする)

 

各段階を英語でいうと、このようになります。

システム開発の英語
  1. requirement definition:「要件定義」
  2. overview design / basic design:「概要設計 / 基本設計」
  3. detail design:「詳細設計」
  4. development:「開発」
  5. unit test:「単体テスト」
  6. integration test:「総合テスト」

企業によって言い方が異なることもあるので、システム会社にお勤めの方は、ご自身の会社ではどんな言い方をするのか見てみると面白いかもしれません。

 

システム開発では、各フェーズに担当者がいます。

自分の担当している箇所を英語で説明するときは、こんな表現を使ってみてください。

I am in charge of detail design and unit test.
「私は詳細設計と単体テストを担当しています」

I am working on development of an account system right now.
「私は現在会計システムの開発を行っています」

“in charge of ~”「~を担当する」という意味になります。

自己紹介でもよく使う英語表現ですね。

 

エンジニアが依頼するときに使う英語

エンジニアが依頼するときに使う英語

先ほど説明したフェーズの中で、4の「開発」を、他の会社(開発ベンダー)に依頼することも少なくありません。

  • 要件定義~設計までを行って、
  • 実際にシステムを作るのは開発ベンダーに依頼し、
  • 作ってもらったシステムのテストを行って品質を確認する

という流れになります。

 

また、システムがお客さんの手に渡ったあとの保守や運用をすることも、エンジニアの仕事のひとつです。

system maintenance and operation :「システム保守・運用」

この保守・運用も、他の会社やグループ会社に委託することもあります。

 

こういった開発や保守・運用を依頼する先として、アジアの会社が選ばれることもあります。

そんな時は、英語でのコミュニケーションも必要になりますよね。

そこで、エンジニアが海外企業に仕事を依頼するとき、メールで使える英語の例文をいくつか紹介します!

Could you write a program referring to the attached Basic Design?
「添付の基本設計を参照してプログラムを作成していただけますか」

Could you investigate the cause of this issue?
「この問題の原因について調査していただけますか」

“refer to ~”は個人的にとてもよく使っています。

資料をメールなどに添付して、これを参考にしてみてね、と伝えたいときに便利です。

 

ちなみに、添付の資料のことを英語で “attached document” といいます。

他にも、

  • attached file:「添付ファイル」
  • attached email:「添付メール」

など、いろいろと使い回しができますよ。

 

さらに、期限や質問についても、英語のメールで書く必要があるかもしれません。

The deadline is April 3rd, Wednesday.
「期限は4/3(水)です」

If you have any questions, please contact me.
「何か質問がありましたら、連絡ください」

“deadline”「期限」という意味でよく使います。

同様の意味で、“due date” や、dateを省略して、“the due” と使われることもあります。

 

エンジニアに英語で問い合わせが来たら?

エンジニアに英語で問い合わせが来たら?

システムの保守を担当していると、ユーザーから使い方の相談や、操作を間違ってしまってどうしよう、などの問い合わせを受けることがあります。

日本語で対応できればよいのですが、世界中にユーザーがいるシステムについての問い合わせを受けたときは、英語でメール対応する必要がありますよね。

inquiry :「問い合わせ」

 

問い合わせが来たときに私がよく使っている英語のフレーズを、シチュエーション別に紹介します!

① 操作方法についての問い合わせが来たとき

Please follow the step below:
「以下のステップにしたがってください」
(「:」のあとで改行して、ステップを書いていきます)

Please follow attached operation manual.
「添付の操作マニュアルにしたがってください」

「~にしたがう」“follow” を使います。

映画などでよく耳にする “follow me” (私について来て)と同じfollowです。

 

私がよく使う伝え方は、“Please follow the step below:”のあとに、順を追って1、2、3……と説明しています。

例えば、あるシステムで発行する請求伝票の再発行方法を聞かれたときには

Please follow the step below:

1. Go to function xxxx. (xxxxの機能を使ってください)
2. Cancel the Billing Document that is already created. (すでに作成された請求伝票を取り消してください)
3. Create another Billing Document again. (もう一度請求伝票を作成してください)

という感じに書いていきます。

長い文章で説明するより、簡単な文を並べた方が分かりやすいですよね。

 

② システム障害が起きたとき

何らかの原因で、システムが異常終了をしてしまうことがあります。

そんなときは、原因を調査して、システムやデータの復旧を行います。

We are recovering the system right now.
「現在システム復旧中です」

The recovering work will be completed by 15:00.
「リカバリ作業は15:00までに完了する予定です」

“in ~ hour”「~時間以内に」という意味になります。

 

③ エラーの原因調査を依頼されたとき

システムでエラーが発生して、その原因が分からないです、という問い合わせを受けることもよくあります。

原因はいろいろありますが、例えばこのように回答します。

The cause is the network error. Please check if the server is started.
「ネットワークエラーです。サーバーが起動しているか確認してください」

The input value of xxxx is not appropriate. Please check the value again.
「xxxxに入力する値が間違っています。もう一度確認してください」

Previous step has not been completed. Please check the activity flow.
「前工程が完了していません。業務フローを確認してください」

“please check ~”「~を確認してください」となります。

最初の例文のように、「~」の部分が文になるときは、“please check if ~” というように、“if” をつけばOKです。

 

エンジニアがユーザーへの報告で使う英語

エンジニアがユーザーへの報告で使う英語

  • 新しい機能が追加されたとき
  • システムメンテナンスの予定をお知らせするとき

など、ユーザーへの報告が必要になるシチュエーションがあります。

メール送信で報告したり、ユーザーの社内WEBページにお知らせ文を掲載したりします。

そんなときに使える英語の例文をいくつか紹介しますね。

This is an announcement of the release of the new function.
「新機能リリースのお知らせです」

This is the announcement of the system maintenance.
「システムメンテナンスのお知らせです」

“This is an announcement of ~”「~のお知らせです」という意味になります。

お知らせ文の最初に書くことが多いですね。

 

お知らせと一緒に、操作で注意してほしいことを書くこともあると思います。

Please do not use the account system during the maintenance.
「メンテナンス中は会計システムを使わないでください」

 

また、重要なメッセージを全面に出すときには、

CAUTION!!!
Please do not use the system from 10:00 to 11:00.

「注意!!!10:00-11:00はシステムを使わないでください」

のように、大文字ですべて書くと効果的です。

単語全部を大文字にすると重要であることを伝えられるので、ぜひ覚えておいてください。

 

エンジニアがメールの最後につける英語での一言

エンジニアがメールの最後につける英語でのひとこと

最後に、ユーザーとのメールの終わりには、こんな一言をつけてみてください。

  • If you have further questions, please let us know.
  • If you have any other questions, please contact us.

「もし他に質問がありましたら、ご連絡ください」
(どちらの文でも同じ意味になります)

問い合わせの最後につける決まり文句のようなものです。

 

また、日本語のメールでよく使われる、「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」のような文は、英語では以下のようになります。

We are sorry for the inconvenience. Thank you for your cooperation.
「ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします」

「よろしくお願いします」はとても日本語的な表現で、直訳できる英語はありません。

代わりに、“Thank you for your cooperation” を使います。

 

そして、メールの最後には、決まり文句として

  • Best regards,
  • Sincerely,

などをつけて、そのあとに自分の名前を記載します。

“Best regards”よりも “Sincerely” の方が丁寧です。

We are sorry for the inconvenience.

Thank you for your cooperation.

Sincerely,

XXXX

といった感じです。

 

この決まり文句はエンジニアに限らず、全ての英文メールで使えますよ。

エンジニアの話題でなくとも、ぜひ使ってみてください!

 

まとめ

今回はエンジニアが仕事でよく使う英語の例文を紹介しました!

エンジニアの方で英語に悩まれているなら、今回紹介した例文を組み合わせたり、単語を変えたりして、いろいろな文章を作ってみてください。

もちろん、エンジニアでなくても使えるようなフレーズもあるので、ぜひ英語のメールを書いてみてくださいね!

この記事を書いた人

1993年生まれ。愛知県立大学外国語学部英米学科卒。
在学中、英国のニューカッスル大学で1年間学ぶ。
卒業論文のテーマは『労働党時代のイギリスにおけるCitizenship教育』。
大学卒業後は、愛知県内のIT企業に勤めている。

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