「TOEICの前には、レッドブルで気合いを入れよう」と思っているあなたへ、その考えをひっくり返すお話をします。
レッドブルやモンスターなどのエナジードリンクは、頭をシャキっと爽快な気分にさせるにはもってこいですよね。
試験前に飲んでも、脳がテキパキ働きそうな気がしてきます。
しかし一方で、TOEIC前のエナジードリンクや栄養ドリンクの摂取には、恐ろしいデメリットが待ちかまえています。
今回の記事では、僕が実際に体験した忘れもしない事件を紹介しながら、レッドブルなどのエナジードリンク・栄養ドリンクのリスクをお伝えしたいと思います!
TOEIC前のレッドブルはオススメしません

いきなり結論ですが、レッドブルをはじめとしたエナジードリンクや栄養ドリンクを、TOEIC前に飲むのはやめておいたほうがいいです。
「飲んでも意味がない」からではなく、「飲むデメリットがある」からです。
確かにこういったドリンクには、脳を活性化(した気分に)させる作用があり、一時的に頭がさえると思われるでしょう。
2時間以上も拘束されるTOEICの試験前には、身体にパワーを送る意味で重宝しそうな気がします。
ですが、ここには思わぬ危険がひそんでいます。
それは、「トイレ」です。
いや、笑いごとじゃないですよ?
大真面目な話です!
レッドブルなどのドリンクを飲むと、副作用としてめちゃめちゃトイレに行きたくなる可能性があるんです。
「トイレ」、本当に危ないです。
ちょっとでも「トイレに行きたい」という気持ちが生まれると、集中力が必要なTOEICにおいて、その余分な雑念は致命傷となります。
特に、900点超えや満点などの高得点を狙っている場合、神経の細部まで感覚を研ぎ澄ませるほどの集中力が必要ですよね。
そんなとき、少しでも「トイレ行きたい」なんて余計な気持ちが生まれたら、頭が全部そっちにもっていかれます。
極力、そういった余分なことには頭を使わないようにしなくてはなりません。
そういう意味で、トイレに行きたくなりそうなレッドブルなどのドリンクは、TOEIC本番前には飲まないほうが無難なのです。
レッドブルなどに含まれるカフェインが原因

そもそもなぜトイレに行きたくなるのかというと、その原因となるのは「カフェイン」です。
レッドブルやモンスターなどのエナジードリンク、リポビタンDなどの栄養ドリンクには、すべて「カフェイン」が含まれています。
頭を覚醒させる意味では、カフェインはなかなかに効果的です。
その反面、カフェインによる「利尿作用」もあるため、トイレに行けない環境で飲むのはやめたほうがいいわけですね。
もちろん、眠気覚ましだからといって、コーヒーを一気に飲むなんてアウトです。
カフェイン含有量が高いので、眠気覚ましどころか、頭の中がトイレでいっぱいになってしまいます。
紅茶や緑茶などにもカフェインは含まれているので、なるべく飲まないほうがいいですね。
エナジードリンク、栄養ドリンクをはじめ、カフェインを含んでいる飲み物は基本的に避けるようにしましょう!
TOEICで体験した「トイレ事件」
ここで、僕がこんな記事を書くきっかけとなった、実際の体験談をお話ししたいと思います。
僕はTOEICに限らず、いつも試験の前には何かと気合いを入れる行動をしています。
とくにTOEICでは2時間の集中力を保たなければならないため、眠気をふっ飛ばして、身体を元気にしておくことが必要です。
そう思って、栄養ドリンクを飲んでひどい目にあったので、こちらでシェアしますね。
その日のTOEIC会場での悲劇を、僕は今でも「トイレ事件」と呼んで、教訓にしています(笑)
結論からいうと、栄養ドリンクを飲んだせいで「TOEIC中にトイレにめちゃくちゃ行きたくなった」という、ただそれだけの話です(;’∀’)
なんですが、このことはいかにTOEICに集中力が必要で、身体のコンディションが大切なのか気づかされた事件でもあります。
ことの起こりからお話ししますと、その日のTOEICは家から少し遠い場所での受験でした。
TOEICは通常12時くらいに会場入りしますので、それに合わせてごはんの調節などを行います。
当日の会場は、地下鉄の駅からバスで15分くらいのところにありました。
なので計画としては、地下鉄の駅にあるコンビニでおにぎりを2つくらい買って、それから会場入りするつもりでした(ちなみに食事に関しては、空腹では基本的に頭が回らないし、満腹でも眠くなって集中できないため、おにぎり2つくらいのエネルギーがちょうどいいかと思っています)。
で、その会場入りする前の駅のコンビニにて、某栄養ドリンクを購入。
1ビン分、ぐいっと飲み干しました。
これでパワー補給は完ぺき!と、謎の気合いが入ったわけです。

さて、その後会場に向かおうと思ったのですが、ここで少し時間の調整に失敗したことに気づきました。
そのときの会場はその駅からバスで15分ほどのところにある大学で、バスを1本逃してしまったため、次のバスが来るまでけっこう待ちました。
正確には覚えていませんが、10分以上は待ったと思います。
この時点で、すでに12時を超えてしまっていました。
そしてやっとバスが来たと思ったら、なんと今度はまさかの渋滞!
普段から混み合うところなのかはわかりませんが、なかなか動いてくれません。
これは12時どころか、受付終了時間に間に合うかどうかすら怪しくなってきました。
不安な気持ちを抱えているうちにようやくバスが会場に到着。
すると今度は、その大学が広すぎてなかなか会場の教室までたどりつきません。
どうせみんな行くんだろうと思って、前の集団についていき、けっこうな距離を歩いて教室へ到着。
そのときすでに受付5分前くらいになっていました。
そういうわけで、受付前にトイレに行くことができなかったんです。
別に直前にトイレに行かなくたって多少は大丈夫だろうと高をくくっていたら、なんとリスニングあたりからすでにトイレに行きたくなる衝動が発生。
リーディングのラスト30分くらいですでにピーク状態でした。
普通にスタッフに声をかけて行かせてもらえばよかったのかもしれません。
しかし当時の僕は時間ギリギリでしか解けませんでしたし、言うのもなんか恥ずかしかったので、長文に没頭していました。
没頭するも、正直文章を読んでもまったく理解できず……もう頭の中は「トイレ行きたい!」しかなく、我慢することだけに集中。
今思えばアホです(笑)
そんなわけで、後半はトイレのことしか考えていませんでしたので、結果はもちろんボロボロでした……。
さて、その次のTOEICを受けたときには、前回の「トイレ事件」みたいにならないぞと強く意気込み、だいぶ早めの時間に行きました。
時間に焦ったこともよくなかったんだろうと思い、余裕を持った行動を心がけました。
そして開始時間前には、2回ほどトイレに行っておきました。
これでひと安心……のはずだったんですが、なんとその日も同じようにトイレに行きたくなってしまいました(-_-;)
そのせいで、やっぱり前回と同じく最後の長文に集中できず……。
目標にはたどり着かない結果となってしまいました。
そして、ここまで来てようやく僕はその原因に気づきました。
それがまさしく「栄養ドリンク」。
僕はその日もしっかり開始前に栄養ドリンクを飲んで、TOEICに挑んでいたわけですね。
頭を活性化するためだと思って飲んだ栄養ドリンクが、カフェインたっぷりだと気づいたのはそのときです。
「利尿作用のあるカフェインが栄養ドリンクにも入っている」なんて、当時の僕は知る由もありませんでした。
それからその後のTOEICでは、栄養ドリンクの摂取を一切やめました。
おかげさまでトイレ事件はまったくなくなり、集中力も高まって、満点という結果を出すことができたのです。
もちろん、トイレ事件の2回の受験時、僕がたまたまトイレに行きたくなるような体調だっただけの話かもしれません。
ですが、エナジードリンクにも栄養ドリンクにも、カフェインが含まれているのは事実です。
副作用の影響を受ける可能性が少しでもあるならば、それらは排除しておくほうがベストだということです。
レッドブルを使わず、TOEIC前に頭を活性化させるには

そういういわけで、レッドブルなどのドリンクは、TOEIC前の脳みそ活性化には使えません。
では、そういったドリンクを使わずに頭をシャキっとさせるにはどうすればいいのか。
これはやはり、一時的なドーピングに頼るのではなく、1週間前くらいから生活のリズムを整えておくことに越したことはないと思います。
- 睡眠時間を整えること(同じ時間に寝て、同じ時間に起きる)
- バランスの良い食事を取ること(肉ばかり食べず、野菜や魚も食べる)
- 有酸素運動を取り入れること(毎日しっかり歩くのがベスト)
- 当日の試験前には飲み過ぎない、食べ過ぎないこと
などなど、こういった「リズム」を一定に保っておきましょう。
TOEIC前日だけ早寝して睡眠時間を増やすとか、前日に魚ばっかり食べるとかではなく、1週間くらいは同じリズムで過ごしたほうがいいです。
これはTOEICに限ったことではないでしょうが、生活のリズムを整えることで、頭の活性化具合は大幅に変わります。
集中力も増えて、TOEICの2時間を乗り切る体力もつきますよ^^
TOEIC前だけやるのではなく、普段から頭の活性化を意識して、過ごすようにしてみてください。
どうしても当日の眠気やだるさがおさまらない場合は、動的ストレッチ、いわゆる準備運動のような体操をしてみてください。
それこそ、試験前にトイレの個室などに入って、少し身体を動かすだけでも違うと思います。
あとは、眠気覚ましのガムなんかも、人によっては効くかもしれませんね。
眠気の防止にはいいかもしれません。
いずれにせよ、カフェイン入りのドリンクには頼らず、脳みそを快活にしてTOEICを乗り切りましょう!
まとめ
今回は、TOEIC前のエナジードリンクや栄養ドリンクは避けたほうがいいという話を、体験を交えてお伝えしました。
レッドブルでシャキッとしてからTOEICに臨みたい方もいるかもしれませんが、トイレのリスクを考えると、やめたほうが無難です。
もちろん、効果のほどは人によって違いがあるでしょうが、「自分は絶対エナジードリンクが必要だ!」という強い信念がない限りは避けておくといいと思います。
レッドブルなどに限らず、コーヒーや紅茶などのカフェイン入りの飲み物も同じです。
ドリンクに頼らず、ふだんから質のいい睡眠と食事を取ることで、集中力を付けていってくださいね。
そしてむしろTOEICが終わったあとに、レッドブルでもモンスターでも好きなだけおいしく飲んで、パッと元気になってください!
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
TOEICの直前の対策に関しては、以下の記事にまとめてあります。
