今回は「フォークロア(folklore)」という言葉の意味について解説します。
英語で「伝承」などを指す言葉です。
詳しく見ていってみましょう!
フォークロア(folklore)の意味
「フォークロア(folklore)」はそのまま訳すと以下のような意味になります。
- 伝承
- 民俗(古くから民間で伝わってきた習慣など)
- 民俗学
昔から伝えられているお話や伝説だったり、その地方に伝わる習慣など全般に表します。
学問のそのものを指すこともあれば、風習や音楽を指したりもしますね。
音楽では、ちょっと言葉が変わって「フォルクローレ(folclore)」というと、ラテンアメリカ系の民族音楽を表します。
小学校のときにキャンプなんかでやった(?)「フォークダンス(folk dance)」も同じようにちょっと言葉が変化していますが、民族舞踊という意味ですね。
日本のいわゆる昔話なんかにも「folklore」を用いられることがあります。
『桃太郎』、『浦島太郎』、『金太郎』なんかですね。
しばしば「folklore stories」や「folklore tales」といったように、後ろに「話」を表す言葉を加えて使われます。
また、ファッション用語では「フォークロア」というと、民族衣装を中心にしたスタイルを指すことになります。
70年代に流行ったような民族スタイルの服装です。
どの業界においても、その風土の特有のものがキーワードになる感じですね。
フォークロア(folklore)の発音
「フォークロア(folklore)」の英語発音は以下のようになります。
- folklore(アメリカ)
- folklore(イギリス)
「folk」のほうにアクセントを置いて発音します。
「k」と「l」は、声を出さずに息だけでつなぐように発音してみてください。
イギリス英語のほうは、最後が「クロア」というより「クロー」に近い感じですね。
フォークロア(folklore)を使った例文
I like Japanese folklore stories.
「わたしは日本の昔話が好きです」
My grandfather is a specialist in American folklore.
「祖父はアメリカ民俗の専門家です」
They are the local folklore tales that I have collected.
「それらは私が集めた各地に伝わる民話だ」
フォークロア(folklore)の派生語
せっかくなので、ちょっとした派生語も見ておきましょう。
けっこうマニアックな単語になるかもしれません^^;
- folkloric:民間伝承の【形】
- folklorish:民間伝承の【形】
- folklorist:民俗学者【名】
- folkloristics:民俗学【名】(特に学問を指したいときに使ってください)
フォークロア(folklore)の類義語
似たような意味を表す言葉では、以下のようなものがあげられます。
- legend:伝説
- lore:言い伝え
- myth:神話
- tradition:伝統
まとめ
「フォークロア(folklore)」には「伝承」「民俗」などの意味がこめられています。
カタカナで使うときも、意味を知った上でこの言葉に触れてみると、また違って見えてくるかもしれません。
機会があれば、ぜひ英会話などでも使ってみてください!