今回は「ポピー(poppy)」の意味について解説します。
英語で「ケシ」などを指す言葉です。
ジブリの映画『コクリコ坂から』の英語タイトル『From Up On Poppy Hill』でも使われている単語ですね。
「poppy」を使った英語や、例文なども見てみましょう!
ポピー(poppy)の意味
カタカナで「ポピー」と言ってしまうことも多いと思いますが、poppyは植物の「ケシ」を表します。
ケシにもいくつか種類がありますが、「poppy」というと一般的には「ヒナゲシ」を指します。
きれいな赤い花が特徴の植物ですね^^
ちなみにですが、『コクリコ坂から』の「コクリコ」(coquelicot)はフランス語でヒナゲシのことを表しています。
日本語タイトルにしろ、英語タイトルの『From Up On Poppy Hill』にしろ、「ヒナゲシの坂」という意味を表すわけですね。
ヒナゲシは他にも、以下のような呼び方で知られています。
- corn poppy
- red poppy
- common poppy
- field poppy
赤い花なので、red poppyが一番わかりやすいかもしれません。
アメリカでは、カリフォルニア州の花として知られている「California poppy」という種類も存在します。
日本語では「ハナビシソウ」という名で親しまれているものです。
花の色が金色なので、「golden poppy」とも呼ばれます。
また、日本語で「ケシの花」と言うと紫色の花を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、そちらは英語で「opium poppy」と呼ばれます。
「opium」は「アヘン」の意味です。
麻薬にもなる花なので、ちょっと危ないやつですね……。
「opium」は世界史の話なんかをするときにはけっこう使うこともあると思うので、ぜひ覚えておくことをオススメします^^
ポピー(poppy)の発音
「ポピー(poppy)」の英語発音は以下のようになります。
- poppy(アメリカ)
- poppy(イギリス)
「p」の発音がつづくので、思いっきり「パッ」と唇をはじく感じで発音してみてください。
息をたくさん吐きながら発音すると、はじける音が出しやすくなるはずです!
「ポピー(poppy)」に関連した英語
Poppy Day
「Poppy Day」は、第一次世界大戦の終結(1918年11月11日)を記念したイギリスの記念日です。
当時の国王ジョージ5世によって定められました。
別名「Remembrance Day」ともいいます。
毎年11月11日になると、ヒナゲシの花を胸につけた人々が戦没者を追悼します。
これは、ヒナゲシ畑が戦場になったこともあって、ヒナゲシが第一次世界大戦のシンボル的存在になっているからです。
もしかしたら、poppy dayにはあなたもイギリスで胸に付ける用のヒナゲシをもらうかもしれません。
そのときは、ぜひ受け取って胸につけてあげてください。
無料だからといって、受け取ったら何かあるんじゃないかと疑わなくて大丈夫です^^
(実際、僕の知り合いの日本人は新手の詐欺だと思って受け取りを拒否してしまったそうです……笑)
tall poppy syndrome
「tall poppy syndrome」は、そのまま訳すと「背の高いケシ症候群」になります。
これは、大きな成功をおさめるなどして目立つ存在になった人を批判する社会現象のことを指しています。
特にオーストラリアやニュージーランドでよく使われる言葉です。
日本語で言うところの「出る杭は打たれる」というやつですね。
「tall poppy」が、特に成功した人を比喩的に表す言葉になっています。
会話では「cut down the tall poppy」などと表現します。
日本の「出る杭は打たれる」が、オーストラリアでは「背の高いケシを切り落とす」になるわけですね。
「ポピー(poppy)」を使った例文
せっかくなので「poppy」を使った例文も見ておきましょう!
I prefer dressing with poppy seeds when I have the salad.
「そのサラダを食べるときには、わたしはケシの実入りのドレッシングを好む」
Let’s go to see the poppy field!
「ケシ畑を見にいこう!」
I love the beautiful color red of poppy flowers.
「ヒナゲシの花の美しい赤色が大好きです」
「poppy」に出会うことがあったら、いろいろなパターンで英会話に取り入れてみてくださいね。
まとめ
今回は「ポピー(poppy)」という英語について見てみました。
「poppy」は「ケシ」を意味する英語で、基本的には赤い「ヒナゲシ」のことを指す言葉になります。
また、せっかくなので「Poppy Day」や「tall poppy syndrome」についてもぜひ知っておいてくださいね^^
お読みいただきありがとうございました!